鬱なので食欲がない

鬱だと、動けるかどうかは、朝起きてみないと分からないので

あまり長期的な人生設計について考えると

「一生何もできないかも?」

と不安になったり悲しくなってしまいます。

 

なので鬱のときは、断酒している人と同じく、

「今日一日のことだけを考える」ことを意識して

生きることが必要なのですが、私はそれを忘れて

不安になることが多いです。

 

鬱で調子が悪いときのことは、調子のいい日には

なぜか自分でも忘れています。

 

今日はそこまでではないけれど、

ちょっと調子が悪い日でした。

せっかくなのでどいういう具合か書いておきましょうかね。

 

まず食欲がない。

 

これが一番顕著な症状な気がします。

食べ物の写真みても、本物の食べ物が目の前にあっても

まったく心が動かない。

 

今日はそこまで具合が悪くなかったので、

実際に料理したんですが、食材を火にかけて

匂いにじかに触れていても全く食欲がわきません。

というか、匂いもよく分かりません。

なんか切った段ボールが目の前に置いてあるだけの

ように感じます。

 

なにも食べたくないし、本当にダメなときは

数日単位でなにも食べないことも多いです。

そういうときは「一番食べたいもの」が

「なにも食べないこと」だったりする。

 

もしかなうならカブトムシみたいに

樹液だけ吸って生きていたい。

そうなればものすごく生きるのがラクになるのに!

 

「食べるのが苦痛」ってのは、

私も鬱になってみてわかりましたが、

かなり人との関わりの場が制約されてしまうことでも

 あるんですよね。

だいたい親睦を深めたり

旧交を温めたりするのって、食事をしながら、でしょ?

けど私はそれが苦痛なので、どなたからのお誘いも

断りに断り続け、結果いま、トモダチがいません。

 

過去に誘ってくださった方々、本当にすみません(謎の謝罪)。

 

「お食事会」とか「飲み会」とかじゃなく、

「樹液を吸う会」なら私も今よりは社交の場に繰り出せる

ようになるのかもしれません。

 

海外では、「ソイレント」のような

「これさえ飲んでれば栄養的には完璧!」

な食事代わりのドリンクが開発され始めているそうなので、

日本でもいつか一般に流通する日を心待ちにしています。

 

 映画『ソイレント・グリーン』