鬱だからこそ懸垂(補助つき)してきた

バイトが数日つづいただけで、「ああもう私なんて死んだほうがいい……」という心境になる。

 

別になにかあったわけじゃあない。仕事での失敗なら毎日やらかしているけれど、別に死んで詫びねばいけないほどのことじゃあない。なにもなくても「もう消えてしまいたい……」という心境に陥る。

 

なぜこんなふうになるかというと、おおぜいの人と一定の時間以上同じ空間にいるだけで、自分の扁桃体は暴走してストレスホルモンを必要以上に沢山出し、前頭葉の働きが悪くなって感情が不安定になってしまうシステムだからです、つまり、鬱だからです。

 

そこでジムに行った。筋トレは脳に作用する。脳から幸せホルモンを出す効果があるのです。私に必要な幸せホルモンをどんどん出しに行こう!

 

懸垂マシン(チンアップマシン)というものがある。こいつは、私がジムを新しいところにした理由のひとつだ。元のジムには懸垂マシンがなかった。

 

懸垂マシンは素晴らしい。一回も懸垂できない私でも懸垂らしき動きをやらせてもらえる。

 

このマシンでは、懸垂する人間はに補助台に乗る。その台は、人を乗せたままびよ~~んと上下に動く。運動する人間は、上のほうのバーを持ち、補助台に助けてもらって懸垂の動きができるという寸法だ。

 

ウエイトの重さを調節すれば、補助台がどのくらいの力で補助してくれるか調節できます。私はほとんど自分の体重すべてを補助してもらって、懸垂気分を堪能してきましたので幸せです。