鬱だけど子宮内膜症受診の難しさについて考える
最近ブログばっかり書いてる。
ブログは私にとって「神との対話の時間」……内容はほぼ愚痴ですが。
改行が多いのは、横になって書いているからだ。タイプしづらいのよ。
先日、町の女性科クリニックに行ってきた。
私は、ただ「近いから」という理由で、子宮内膜症の治療に町のクリニックや総合病院に行くことは絶対におすすめしない。
なぜなら、うーん。行間を読み取ってください。
思えば10年前、私は子宮内膜症の治療を受けようと4軒ほど病院を回った。
4軒とも見事に診断がばらばらだった。
①地元の総合病院:「チョコレート嚢腫ですね!3相性のピル出します*1」
②地元のクリニック:「子宮内膜症?あぁ?そんな病気存在しないよ。それよりアッチ*2の方はどうなの?」
③割と近い大学病院:「手術だね!*3」
④ここだ!と決めて通うコトにした大学病院:「チョコはないですねぇ」
①~④の病院に、私は全ておんなじMRIフィルムを持参していった。
今はCDを持ち歩くけど、当時は座布団みたいなおおきなフィルムにMRI画像が焼かれていて、それを5000円で病院①から買い取って*4病院②~④に持参したのだ。
患者としては、ここまで診断や治療方針がバラバラだと、体が弱っていて相談相手もいない私のこと、ノイローゼになりそうであったがいかんせん当時はまだ体力があったのでなんとか乗り切った。
かように子宮内膜症と診断を受け適切な治療を受けることは難しい。
子宮内膜症を専門に研究してる人じゃないと、MRIやエコーを読みとって子宮内膜症かそうでないか判別なんかできないのだそうです。
そして日本で子宮内膜症を専門に研究してる人なんて、数えるほどしかいないわけです。
さて先日である。
前の記事で6月に予約が取れたことは書きましたね。上記④の未だに信頼している大学病院です。
しかし6月の予約まで待てない不安なことがあった。
痛みやなんかは鎮痛剤(その名もブス子の私にぴったりな「ブスコパン」)でごまかすにしても卵巣がまだ腫れてたら、あまり激しく動かないほうがいいのかな?
先月は5㎝になってた(2週間後には元にもどってたけど)……。
もし今月は5㎝からちぢんでなかったらやだなあ。
めったにないけど、卵巣がはれたままだと「ケイネンテン」という卵巣を支えるところがねじれてしまう現象がまれに起こり、それはまあ激痛らしい。
さらに腫れた卵巣からいろんな液が漏れているとそこから痛みも発生するらしい。
そこで、もう卵巣がはれてるかどうかだけ判明すればもうけものと割り切って町の女性科クリニックを受診することにした。
まず電話で予約を入れる。
しかし、私の経済状況では受けつけできないと言われた。
気を取り直して別の病院に電話。また受け付けてもらえなかった。
なによこれっ!
ぶーぶー文句垂れてたけどすくなくとも受診はさせてもらえてた10年前より状況が悪化してるじゃなのっ!
今の私は受診にすらこぎつけないのね……そう、私がブス子だからなのね(違う)。
え~私が今の経済状況にあるのは、
医師から病気療養をすすめられあまり働くことができないからなのですが
こうして病院の受診すらできないなら、
私は永久にこの経済状況のまま!
貧乏で病気のままでいるしかないのね!
泣きながら別のクリニックに電話、また断られた。
4軒ちゅう3軒のクリニックが私を受け入れてくれなかった。
なんかもう私から病原菌が発生してるかのレベルでどこにも受け入れてもらえない……。
4軒目はOKだったので、ありがたく出かけた。2時間待った。
医師はエコーをしてくれて、結果卵巣の腫れはないことが判明したが彼の次の言葉に打ちのめされた
「あなた、卵巣の腫れがないから内膜症じゃないよ、ピルものまないほうがいいんじゃない」
では私はなぜ動けないほど痛いのでしょうかと問うと
「それはわからない」
と言ってくれただけこの医師は良心的だと思う。
内膜症じゃないならなんなのよ、あぁ?
この痛みは……妖怪のせいとでも?
そっかぁ、妖怪のせいで私、先週めちゃくちゃたのしみにしてた予定もキャンセルして傷みで寝込んでたのかぁ。
鎮痛剤を2週間飲み続けたり、吐き気止めも飲んだり、鎮痛剤のんでも痛みで何も手につかなくて、かろうじてやってる仕事関係の人に迷惑かけたり、風呂に何日も入れなかったり、熱があったり、食事がとれないのも、あれもこれも全部、みーんなみんな、妖怪のせいなのね、そうなのね♪
えー、で、病院を受診しようとしてもできない哀しみと
10年間向き合ってきて成果を上げてきた「ピルでの子宮内膜症の治療」をさっき会ったばっかりの人(町のおいしゃさん)に否定された瞬間の心のダメージを
今、味わっています。
10年前のような体力はもうないので、干からびたかんじで
味わわせていただいております。
この10年間の辛かったことや痛かったことやいかにピルで症状が緩和されたか、
いかに遠方まで出かけてピルを病気のために手にいれなくてはならなかったか、
いかに自費診療で買うピルはお財布に打撃だったか
けれど時間とお金をかけて手にいれなくては生活も仕事もできないから不可欠だったピル、
なのに日本では町のお医者さんには未だに嫌われるピル、
日本では1999年にようやく認可されたピル、
それらの事柄が今私の頭の中で走馬灯のように駆け巡っています。
だから
私は、ただ「近いから」という理由で、子宮内膜症の治療に町のクリニックや総合病院に行くことは絶対におすすめしません。
なぜなら。