子宮内膜症だけど腫れていたのは卵巣ではなく腸だった
【私を押し付け合う各科の想像図(病院の科を擬人化)】
女性科「吐き気はウチじゃないから消化器内科行ってね~」
消化器内科「ウチに押し付けんな!どうせ吐き気は、いつも精神科が薬出しすぎなせいだろーが!」
精神科「なんと君、失敬な!ウチが薬を出すのは致し方ないだろう?こいつが自殺したら元も子もないだろう、君!」
精神科・消化器内科:「なんだと」「やるか」ポカスカポカスカ
女性科「ねえ2人とも、ちょっと待って……こいつメッケル憩室腫れてるらしいよ~」
女性科・精神科「ほらぁ~やっぱり消化器内科じゃ~ん」
消化器内科「ば、バカ野郎!まだメッケル【疑い】だろ!ウチと決まったわけじゃねえ!」
【想像図終わり】
* * * * *
女性科でエコー検査を受けて、
「うん、卵巣が腫れてるね。5㎝だね。」と医師に言われ、
精密検査として骨盤のMRI(造影剤つき)を行った旨
前回のエントリで、報告させていただいた。
翌週、「さぁ卵巣の野郎の腫れ具合はどんなだったかな~」
とMRIの結果を聞きに病院に行った。
医師はこういった。
「うん、卵巣、腫れてなかったね。
腫れてたように見えたのは小腸の
メッケル憩室という部分だったね。
だから消化器内科に行ってね。なるべく急ぎでね。」
卵巣が原因じゃないんかい!
てっきり卵巣が腫れていると思って卵巣の野郎!とか
ののしってきたのに、卵巣はわるくなく、
なんかまた別の疾患がでてきた……。
メッケル憩室とは、生まれつきの小腸の奇形で
そこが炎症を起こしたり出血すると
腹痛が起きたり腸ねん転が起きるらしい。
ひょっとしたら4月のおそろしい腹痛のエピソードは
腸ねん転だったのかも……!?
ところで私には今肝臓に、なんか、7cmの腫瘍がある。
なんか、ある。
何故あるのかはわからないが、なんかある。
そのときと同じだ!
わけのわからない疾患が
やたらめったら出てくる体質なんだ、私は。
私は4月の腹痛以来、吐き気がつづいたので
実はこのちょっと前に女性科の医師の言いつけを守って
消化器内科に行っていたのだがそのときは
「吐き気は精神科の薬のせいじゃないでしょうか」と
言われた。
今回のことがあって消化器内科を再訪した。
MRI画像をと女性科からの紹介状を持って
行ってきたが消化器内科の医師は
「う~~~ん、この画像だけじゃまだ消化器内科の領域かどうか
わからないですからねえ~~~、腹痛は子宮内膜症のせいかもしれませんし」
と、女性科の医師のノリとはだいぶちがっていた。
これは……各科で『やっかいな患者』として私は押し付け合われている!?
そのとき診察してくれた医師は肝臓のご専門だったので
私はまたさらに翌週、同じ消化器内科でも腸の専門の医師に診断を受けた。
ふう。
ここまでたどり着くのにあまたもの専門家の医師のお手を
煩わせてしまった。
しかし今の私は!
腸の専門のドクターにたどりついたのだ!
すごろくで一丁あがったような気分である。
いやまだまだスタートラインに立ったばかりだ……。
私はいよいよ明日、小腸の検査でカプセル内視鏡というものを受けてくる!!