2020年末 医療用大麻日記 その1!
●肝臓腫瘍経過観察日記2020
2019年に引き続き2020年も肝臓の腫瘍を経過観察に行ってきた。
今年は予約日を間違えなかった。それだけで大金星といえよう。
まず自力で血液検査の部屋に行き、続いてエコー検査の部屋に自力で行き滞りなく検査を受ける。
今までは
「検査にいつ呼ばれるのかなあ?」
と待合室でぼーっと待っていたら予約時間がとっくに過ぎていた。誰も呼んでくれないのである。自力で行くのがポイントなのだ。それに気づくのに3年くらいかかった。
腫瘍は4.9㌢とのこと。
「先生ところでこれは英語ではCystですかね?」
「いや、Tumorです。おや、ちゃんとスペリングが合っている、凄いですね」
手帳にTumorと書き付けていたらおだててもらえた。大変良い気分である。
●医療用大麻への道
しかし腫瘍が縮小し、綴り方を褒めてもらったからといって喜んでばかりもいられない。
※※※
秋頃からくっそ痛い。
何がって、腹腔内だ。子宮内膜症のい痛み、再降臨だ。
もうけっこうキツイ痛み止めであるボルタレンの坐薬の大を体のUSBポート(こう門)に入れても、数時間と持たずに痛む。
これが頭痛とかなら、
「アドゥィルはないかしら? 頭が痛むのよ」
と小首を傾げればイイ女風であるが子宮内膜症の痛みは、全然かわいくない。痛むと人格が荒れる。
※※※
訪れた女性科の診断中、私は男泣きに泣いた。男泣きというのがジェンダー的に良くないならマーライオンのように、私は泣いた。
悔しくて。もどかしくて。恥ずかしくて。罪悪感で。
そして、痛くて。
つっ……
と美しい涙が頬を伝ったのではない。
「私はっ、この20ねんかん、うおおおおおん!!」
と嗚咽が止まらなかった。
※※※
そのうえこのご時世にややこしいことに私は2ヶ月以上の連日微熱記録を更新し続けている。
ボルタレンの入れすぎか、舌に真っ黒な苔まで生えてきた。
こうなるともともとのバディたち、鬱に睡眠障害、PTSDやパニック発作だって
「俺たちのことも忘れちゃ困るぜ」
とばかりに騒ぎ出す。
このまま行けば次出てくる症状は死であろう。
私が医療用大麻に手を染めたのは上記のような経緯からであった。安心してくれ、合法だ。
続く