医療用大麻日記 4日目

●死かボルタレン

子宮内膜症が痛んでどうしょうもないときは、死体のふりをしてじっと横になっていても無駄だ、呼吸するだけで痛いのだから。

死体のふりでは子宮内膜症の痛みには勝てない。

そこから導き出す論理的な解としては、おそらく死ねば痛くなくなる(呼吸しなくてすむから。

しかし死んでも痛かった場合アウトになる。死はクーリングオフがきかないからだ。

そこで死のかわりに、私はボルタレンに忠誠をつくしていた。ボルタレン坐薬をanusに入れれば割と速攻で痛みはひくし熱も下がる。

11月8日から微熱があったゆえ、ほぼ毎日ボルを使った。

しかしここ数日ベロが黒くなってしまった。あたかも舌に黒カビが生えているような不気味さ。

こんなのは初めてのことだ。

俺は足りない頭で考えた。
これはボルの連続使用で胃が荒れたせいかもしれない、と。

ボルを愛せたのは、副作用が「胃が荒れる」、くらいだったからだ。こんなふうにベロが黒くなったことがなかった。

ボルと距離を置くときが来たのかもしれない。

●医療用大麻CBD

そこで新メンバー投入、医療用大麻さまである。

そんな「医療用大麻CBD」を使ってみて4日目になる。

所感を書く。
まずはバッドなニュースからだ。

・微熱は継続している(ボルタレンのような解熱効果はないらしい)
・CBDとは関係ないけど、家の食料が尽きた。
・だが外に出る気力も体力もない
・ゆえに栄養不足でますます気力体力が衰えるという悪循環
・けど外は寒い。健康に悪そうだ


次にグッドなやつ。

ボルタレンを使用しなくても痛みを鎮痛できている。
・食欲が少し出てきた(食料はないが)
・べろの黒さがましになった
・べろの血色がよくなった
・死体と間違われない程度に頬に赤みがさしてきた。
・幻覚作用、いわゆるマリファナキメてトリップアウト、のような症状はでていない。
・だけど大晦日の夜、輪になった上裸の可愛そうな若者たちが無駄に腹筋をさせられつつ太鼓を叩くという地獄のような映像をみた記憶がある。
・きっと幻覚だったのだろう。